今年3月についに公開され、ようやく長きに渡るオタク人生に一つの節目が付いた人も多いであろうシン・エヴァンゲリオン。当方も公開当日に観に行きましたが綺麗に完結してくれて本当に良かったと思いました。
さて、そんなシン・エヴァンゲリオンの劇中に第3村として登場した場所があります。まず、「新所原」と書いてある時点で「おや?」と思い、更に転車台まで出てきて確信に変わりました。これは何かと乗る機会があった天竜浜名湖鉄道であると。公開後、早速転車台ツアーに行ってきた人が続々と出現。当方も旅の途中に立ち寄ってきましたのでレポートをまとめておきますね。
天竜二俣駅
13:40に天竜二俣駅に到着。平日の転車台ツアーは13:50からなのですが、ちゃんと参加可能なダイヤとなっているのでご安心ください。
早速同じく天浜線沿線が聖地である「ゆるきゃん△」のラッピング列車がお出迎え。もちろん乗りましたが、その話はまた別に記事にまとめてありますので良ければご覧ください。
ゆるキャン列車の出発を見送りつつ駅舎へ移動します。
転車台&鉄道歴史館見学ツアーの案内が立て掛けてあります。
駅の窓口でツアーきっぷをGET。硬券仕様となっています。
あとは駅舎内で開始時刻まで待つだけ! 大きな荷物がある場合は駅舎内のロッカーに預けておくと良いでしょう。
転車台&鉄道歴史館見学ツアー開始
開始時刻になり、駅員が呼びに来てくれました。さあ、昭和15年の世界へ行ってきます!
駅に付いたときとは逆に線路を超えて駅舎と反対側まで歩いていきます。
階段を登ると……
先程ゆるキャン列車が止まっていたホームが見えます。
↑この奥にあるのが転車台です。
↑あ、スイッチバックのためにこの引込線に列車が入ってきました。
↑そのまま線路に沿って東へ進みます。フェンスに貼ってあるのは「ミナの森」のキャラクターたちです。静岡の方言が元ネタなのだとか。
洗車台
転車台までの道のりの途中にあるのが洗車台です。実際にはほぼ使ってないそうですね。そして道のほうから見たら草木に覆われていて全然わからない……
高架貯水槽
巨大な貯水槽です。現存しているのはここだけなのだとか。
足を補強した以外は当時のままなのだそうです。
運転区休憩所・事務室
さあ昭和15年の建物が立ち並ぶ場所へと入っていきます。実際に駅員さんが使っているので中を覗き込んだりするのは遠慮くださいとのことでした。
洗濯場・浴場
綾波レイが入浴しているシーンが印象深い浴場。今はヘッドマーク置き場になっているそうです。
転車台
まさにメインディッシュとも言える転車台の回転が始まります!列車が車庫から出てきて転車台に乗り、ぐるぐるまわるところを見せてくれます。ガイドの方もエヴァに関する説明をしてくれました。
↑これが動力。現在は電気の力で回っているそうですが、昔は人力だったのだとか。
↑奥にラッピング列車が並んでいます。天浜線といえば白い車体が思い浮かびますが、何も付いていない白い車両は今1つだけなのだとか。あとは何らかのヘッドマークが付いていたりラッピング車両になっていたりするそうです。いつの間にか激レアになってました!
↑転車台の奥に見える建物がトウジたちが住んでいる建物です。
↑転車台側から見た運転区休憩所・事務室。こちらのカットも使用されているとの説明でした。
扇形車庫
転車台と接続されているのが扇形車庫です。
4までありますが、昔は6まであったそうです。
↑車庫の内部
↑5と6の跡地
↑今まさに整備中。
鉄道歴史館
扇形車庫に併設されているのが鉄道歴史館です。劇中では診療所として使用されていましたね。
↑年代物の車両の脇に……
↑鉄道歴史館の入口があります。
劇中でも印象深い新所原の看板。
歴史ある物品の数々
ロケハン時の資料
ロケハン時の資料も展示されています。
先日放送されていたドキュメンタリー『さようなら全てのエヴァンゲリオン ~庵野秀明の1214日~』では第3村のジオラマを作っていましたね。
ツアー終了
再び天竜二俣駅構内に戻ってきて解散。所要時間は45分程度。開始直前の便で着いて、終了後に1本あとの便に乗れるよう配慮された時間となっています。
天浜線は他に氷菓やゆるきゃん△の聖地でもあります。1日乗車券を買ってまとめて楽しむのも良いですね。