福岡にライブで来たのでゴジラ-1.0の撮影のために作られた震電が展示されているという大刀洗平和記念館にやってきました。
隣にアスタラビスタって店があって胸熱。アスタラビスタ!ベイビー!バンッ!って言っても通じないことが多かった記憶。アイルビーバックに比べると知名度低いのかな。いや、全然関係無いけど。
第五航空教育隊正門
重要な軍事拠点だった大刀洗。周辺には数多くの戦跡が残っています。まず入口の門からして戦跡となっています。
元々門があった場所とは異なるようで、移設してきたようですね。
知らなかったらさらっと通り抜けてしまいそう。車で来ていたら尚更です。じっくり観ることをおすすめします。
MH2000
なんと、中に入らなくても観られる展示があります。
日本初の純国産ヘリコプターとのこと。
シューティングゲームだと大体雑魚として出てきて、それでいてとても嫌らしい動きをしてくるイメージのヘリ。こんなにでかいんですね。
館内へ
館内は飲食撮影禁止です。でも震電、零戦、九七式は撮影可能ということで御の字ですね。
今日はテレビの取材が来ていました。
追憶の部屋
映画が定期的に上映されているコーナー。入館直後、ちょうど上映開始時刻になったのでまずは映画を観ることにしました。ここでは戦時中この地で何が起きたのかなどを映画として上映されています。静止画を3Dのように見せる映像などを駆使して非常に完成度の高いものになっています。正直ちょっと驚いた! シアターの外側には犠牲者の遺影が展示されています。中にはB-29搭乗員の遺影も。
震電
映画を観終わったら早速展示コーナー。開幕本日の目玉「震電」が登場!!! うおおおおおおおおおお!!!!!!!!! 開発された経緯などもあり、ゲームなどでは割とメジャーな機体ですね。大抵足が速い、そしてインパクトあるのがサムライソードw レプリカとはいえ、実寸台で存在しているのがなんか不思議な感じ。そしてこれはゴジラ-1.0で実際に使われたものでもあるのです。
これは後で知ったのですが、ゴジラ-1.0では元々コクピット周辺のみ作る予定だったのが、撮影後に筑前町が1100万円で購入することが決まり全体が作られることになったそう。しかもゴジラ-1.0上映前から展示されてたっていうね。震電はここ福岡で開発が進められていたという縁もあるんでしょうね。
世にも珍しい裏側からローアングルで。あ、でもサムライソード撃つときに宙返りしますね。
↑ここに神木隆之介が乗っていたと思うと胸熱&ゴジ泣き。脱出装置はこの時代にあったのかな?
後部にプロペラ。このおかげでゴジラ-1.0でもやっていたように大型の爆弾を積むことができたんですよね。
零戦の階段から撮影。ちなみに上の方に写り込んでいる網目状のものはB-29のサイズを再現したもの。2階に行くと屠龍との比較コーナーがあるのですが、その大きさに驚かされます。
2階からも撮影。ちなみに人の入りは良いようで常時誰かしら写り込むのですが、映画上映中は人が減るので狙い目です。
零式艦上戦闘機三二型
あまりにも有名な零戦。寄贈されたホンモノとのこと。この鉄の塊が飛んでいた時代があったんですね。
階段に登るとコックピットを観ることができます。
こちらも2階から撮影しました。
九七式戦闘機
博多湾に不時着をしたホンモノです。でかい!
中まで作り込まれています(当たり前)
車輪は松本零士から寄贈されたものなんだとか。
羽もでかい!
2階から望む。
展示コーナーで印象的だったのは手紙ですね。死を覚悟した人間の書く文章というのはなかなか壮絶でした。特攻は最初の頃こそかなりの成果が出たようですが、すぐにレーダーで対応されてしまったようですね。明らかに異常な状況だったようです。
個人的には組み込み屋としては昔のテスターが見れたのが良かったです。今のようにコンパクトじゃないでかい箱だけど、電圧、電流、抵抗などの基本的な機能はちゃんと備わっているようですね。
このほか、新館には朽ち果てた零戦が展示されているなど、見ごたえはかなりのもの。これで600円とか安すぎない!?
大刀洗駅
大刀洗平和記念館のすぐ向かいにある太刀洗駅もおもしろスポットのようです。
早速見事な展示が。
昭和館。実は大刀洗平和記念館は元々ここで運営されていたようですね。個人でやっていたとか凄すぎる。2008年まではここで、2009年からは先程の新しい建物に移転したようですね。
甘木鉄道のレールも展示されています。
ゴジラ-1.0のおかげでより深く楽しめた一日でした。