スーパーマリオが現代の技術でCGアニメ映画として登場です!!! 公開されるやいなや世界的な売上を叩き出しているようです。ちなみに筆者の場合、スーパーマリオの映画というとまず浮かぶのが子供の頃劇場に観に行った「ピーチ姫救出大作戦!」です。クッパが和田アキ子なのは有名な話、そしてしっかりハマっているというw 当時は誰が声を充てているかなんて考えて観ていませんでしたが今見ると結構声優が豪華だったみたいですね。同時上映でスーパーマリオブラザーズ2の攻略もやってましたね。映画の大画面にファミコンの画面が映るのは当時としては圧巻!「魔界帝国の女神」についてはノーコメントということで。
特典GET。無敵になれそう!
感想
前日譚的な描写あり
今でこそ世界的なヒーローのマリオですが、この映画ではまだヒーローになる前の配管工として活動しているようですね。まだキノコ王国もピーチ姫の存在も知りません。配管工の店「スーパーマリオブラザーズ」をやっているようです。テレビCMも流れます。アメリカ在住なんですね。電話番号も映画でお馴染みの555からはじまります。
公式ウェブサイトも存在し、実在する店であるかのように楽しむことができます。
マリオの家族も登場。結構な大世帯なんですね。しかもマリオはキノコが嫌いという意外すぎる設定も!
ゲームからの小ネタも!
マリオがNES(海外のファミコン)で「パルテナの鏡」を遊ぶシーンが!あのゲームオーバー画面「I’M FINISHED!(字幕で「ヤラレチャッタ」)」も登場。門番のキノピオに「OUR PRINCESS IS IN ANOTHER CASTLE!」って言われるシーンもあったり、あの頃のゲームをプレイしているとニヤリとする小ネタも盛りだくさんです。お馴染みの「マンマミーア!」も飛び出します。また、本作ではピーチ姫にスーパーキノコを与えられるのですが、ちびマリオの状態ではピーチ姫より背が低く、スーパーマリオになるとピーチ姫より背が高くなるのも当時のドット絵さながらでした。
BGMや効果音もゲームで聞いたことのあるものが沢山!それに加えてスタンダードな曲も流れるのが洋画感あります。マリオカートみたいなシーンで「TAKE ON ME」が流れたのが熱い!にっくきレインボーロードを走るシーンもありました。
ネコマリオとタヌキマリオも登場!そういえば海外の人にタヌキマリオの地蔵ネタはどう理解されているのか!?赤ちゃんマリオってほどではないですが、マリオとルイージの幼少時の姿も出てきます。
今作のピーチ姫はファイター
スーパーマリオブラザーズでは囚われ役だったピーチ姫も今作では立派なファイター。出会った時点でアスレチックを難なくこなし、マリオを鍛えた師匠役になっています。ファイアフラワーも使いこなすし、最後のクッパ戦でもアイスフラワーで雪の女王さながらの戦闘力で魅せてくれます。ゲームによってはピーチ姫も普通に戦闘要員なのでそれ自体はそこまで意外では無いのですが、むしろヒロイン枠はルイージなのがちょっと意外かもw ピーチ姫ではなく、ルイージを救出に行く話がメインです。ピアノ弾き語りでピーチ姫への一途な恋心を表現しているクッパもなかなかの乙女なんですけどね。
キノコ王国はまさにスーパーニンテンドーワールドさながら!
町中にリフトなども飛び回っててゲームの世界が飛び出してきたかのよう。ゲームで歩き回れたら楽しそうな空間ですね。本作ではピーチ姫自身もキノコ王国に迷い込んできた人間であり、何故一人だけ人間がいるのかという疑問に対する設定が追加されています。
マリオとは切っても切り離せない関係にあるコングのエリアも登場。USJのスーパーニンテンドーワールドのドンキーコングエリアもいよいよ来年にオープンが迫っていますが、それに先駆けて映画で体験した感じでしょうか。ドンキーコングとの対決シーンは鉄骨でドンキーコングの1面を彷彿とさせます。人によってはカイジの鉄骨渡りが浮かぶかも知れませんw
最後はルイージと二人でスターの力でクッパを倒し、キノコ王国に平和が戻ってきた……かに思えたのですが、エンディングのあとにヨッシーの卵が割れて!?これは続編を示唆しているのか!?
とにかくエンターテイメント性溢れる映画でした。まるでゲームの世界に入りんだかのよう!今度は3D版で観てみたいですね。