クリスタル・スカルの王国から気付けば15年。インディー・ジョーンズシリーズ5作目にして最後の冒険となる「運命のダイヤル」が公開されました!徹底的に事前情報を秘匿した「君たちはどう生きるか」が話題ですが、とりあえずこちらを先に観るということでw
感想
時系列が入れ替わっている「レイダース」と「魔宮の伝説」を除き、前作からの経過年数が作品内の経過年数と大体同じなのが踏襲されています。つまりクリスタル・スカルから15年経っているわけですね。「最後の聖戦」から「クリスタル・スカル」間でも「ハリソン・フォードかなり年を取ったなぁ」と思っていましたが今作ではついに80歳を超えています。しかし80歳のお爺さんとは思えないアクションの数々。パレードのシーンで馬を乗りこなしたりカーチェイスしたりと見どころ多数。まあスタントを使ったり、顔をすげ替えたりしているシーンもあるようなのでどこまでハリソン・フォード自身が演じたのか正直わかんないですけどね。
余談ですが、開幕のシーンは思いの外若くて「あれ?」と思いました。インディと言えばナチス!でもこの時代にナチスはもういなくね?と思っていたら15年前のシーンだったっていうね。列車のシーンは最後の聖戦を彷彿とさせますね。そして軍人よりも強いインディの戦闘力が凄い。洞窟で虫がうじゃうじゃなど、過去作を思い出してニヤリとするシーンもちらほら。
クリスタル・スカイから15年の間に息子のマットは戦争で戦死、妻のマリオンとは離婚調停中という前作ぶち壊しの設定に衝撃!まあラストではよりを戻せたみたいですけどね。インディ自身も教授を定年退職。劇中でも考古学者のジョーンズ教授は幕を閉じました。サラーが出てくるのもポイント高いです。
そして何と言っても外せないのはぶっとんだラスト!紀元前212年、アルキメデスの時代にタイムスリップ!なんと、アルキメデス本人とご対面!これまでも悪霊が出てきたり、UFOが出てきたり超常現象の多いインディー・ジョーンズですが、ついに時空を超えてしまいました。
154分という最近やたら多い長尺の映画でしたが、退屈することなく観ることができました。子供の頃から親しんできたインディー・ジョーンズシリーズもこれで終りとなるとちょっと寂しくもありますね。ご年配の観客も結構見かけましたし、40年以上ファンの人も沢山いるんでしょうね。