去年20周年を迎えた「おジャ魔女どれみ」が再びスクリーンに帰ってくる!
おジャ魔女どれみは無印第1話からリアルタイムで視聴しており、劇場版やOVAもコンプリートするほどどっぷりハマった作品です。ファンの集まりである同人イベントなどのコミュニティ規模も大きく、そこで知り合った人の中には現在でも交流がある人が多数います。(そして、その人たちの多くはアイマス方面でも活躍されてたりしますが、これはまた当ブログの過去記事をご覧ください。)
まさに人生のバイブルとも言えるこの作品。20年の時を経て一体どんな姿を見せてくれるのでしょうか!?
本編感想
始まるやいなやアバンタイトルで使われた懐かしのBGMが流れて感激! 続いておジャ魔女カーニバルも流れ気分はすっかり20年前にどれみを視聴していたときに戻りました。劇中で使用されているBGMは懐かしいものばかり!
正確に言うとこの作品はおジャ魔女どれみの続編では無く、タイトルでもどれみの名は敢えて使っていないそうです。そう、これはどれみを観て育った3人が織りなす群像劇なのです。「どのようにどれみと出会ったのか」「誰推しか」といった会話を見ているとかつてオフ会などでどれみ仲間と沢山話をしたのを思い出します。もちろん登場人物も魔法が使えるわけではありませんが、みんな魔法玉を大切に持っています。その魔法玉がきっかけで不思議なことが起きたりと「少し不思議」な要素も。
転職や進路、発達障害といったどれみらしい重めのテーマも登場するほか、喧嘩して仲直りというどれみ本編でも定番だったお話も。大人なので当然(?)お酒のシーンもあり、ミレの酔っぱらいシーンが面白くて印象的でした。
ソラは仕事を辞めてMAHO堂を開店しますし、ある意味全員がスタートラインに立つ希望に溢れる作品となっています。EDの終わらない物語も良かったなぁ……
聖地巡礼クラスタも盛り上がる!?
当方、聖地巡礼クラスタにも片足を突っ込んでいますが、そんな自分にとっては聖地巡礼アニメの側面も強い作品でした。偶然にもこれまでに訪れた聖地が沢山出てきたので当ブログの記事もついでに紹介していきます。
美空町のモデルは鎌倉
まずどれみの舞台である美空町は鎌倉をモデルにしているとのこと。今でこそ鎌倉、湘南、江ノ島エリアは聖地巡礼関連で何度も足を運んでいる親しみのある土地ですが、本放送当時はまだ鎌倉には足を踏み入れたことがありませんでした。その鎌倉にはMAHO堂のモデルとなった建物が存在します。関プロデューサーもツイッターで触れておられました。
鎌倉にはこういう古くて味わい深い建物が多数あり、ラノベ「どれみ20'S」の新しいMAHO堂のモデルになっています。https://t.co/rKwuTnonaR
— 関 弘美 (@oja0222digi) September 24, 2019
※ どれみ20’SのMAHO堂なので本作の洋館とは異なります。
どれみのおじいちゃんが住む飛騨高山
高山には「氷菓」の聖地巡礼で何度も足を運んでいます。そのたびに飛騨牛の旨さに感動していたのでレイカの気持ちはよーくわかりますw でも高山ラーメンだっておいしいんですよ~ 2日目に出てきた飛騨牛握り寿司は古い町並みで実際に食べることができます。A5等級の飛騨牛を使った寿司は絶品そのもの!いつも行列ができていますので食べるならお早めに。
巫女さんが案内してくれてとても楽しかった高山祭屋台会館も出てきました。(劇中ではイヤホンで案内を聞いていましたが) 氷菓だけでなく「君の名は。」にも登場した日枝神社も出てきます。そこそこ距離がありますが3人は頑張って徒歩で行ったっぽいですね。
ひぐらしのなく白川郷
こちらはつい先日「ひぐらしのなく頃に」の聖地巡礼で行ってきました。3人のように白川郷で泊まってみたいなぁ。
ネコがいっぱいの尾道
瀬戸内海の景色がとても美しい尾道。坂道が沢山あるのも特徴的ですね。尾道には「たまゆら」の聖地巡礼で訪れましたがあちこちネコだらけで癒やされました。「猫の細道」というジブリの世界に入り込んだかのような場所もあるので是非行ってみてください。レイカの家をネコが案内しているシーンはまさに尾道を象徴するシーンと言えます。
レイカがバイトをしていたお好み焼き屋「ぽっぽ家」も実在します。これは行かねば!
修学旅行の定番コース 京都・奈良
自分自身も小学校の修学旅行で京都・奈良に訪れました。奈良公園はドラクエウォークでも訪れたことがあります。せんとくんの写真ももちろん撮りましたよ。
京都ではどれみが転んでしまった三年坂や渡月橋など、ちゃんとどれみ本編に出てきたシーンなどと照らし合わせて行動していて、「あ、俺らと完全に行動パターンが同じだ」と思いながら見ていましたw
小ネタも盛りだくさん!
レイカちゃんがとてもかわいかったのが印象的な本作。広島弁も耳に残るいい演技でしたね。それもそのはず。広島弁監修は広島出身である宍戸留美が担当されているのです。
レイカの現在の名字は「川谷」ですが両親が離婚する前の名字は「玉木」。そう、あの玉木麗香と同じ名前になるのです。レイカのお父さんの現在の妻は徳光由禾が演じられているほか、クレジットではモブキャラにも様々な声優が割り当てられていることが確認できます。
背景に肝試しでおなじみの「山内寺」の名前も確認できました。
他にも色々小ネタが隠されているので是非探してみてくださいね。
所感
魔女見習いになりたかった20年前を思い出す素晴らしい作品でした。どれみを見て育った世代に向けて作られた大人向けどれみと言ったところでしょうか。魔女見習いはいるよ、ここにいるよ。
あの頃大量に買ったどれみグッズは時の流れとともに大部分を処分してしまいましたが、それでもポロン系は捨てられずまだ手元に残しています。劇中にも男性ファンが登場していましたが、男だってポロンを振り回していたんですよw なんだか久しぶりにペペルトポロンと魔法玉を引っ張り出したい気分となりました。
早速発掘! この時代のおもちゃはことごとく変色してしまっていました。電池も粉を吹いています。20年という時の流れを改めて実感した次第。
魔法玉を取り出して並べてみました。