「あれ、ピーターラビットってこんな話だっけ?」と思ってしまうぶっとんだ話で話題になった前作。本国イギリスでもファミリー映画としてかなりの人気を博したらしく、ついに続編が登場しました! ヤバい害獣がスクリーンへ帰ってきた!
本編
開幕からピーター大暴れ!?
この映画はトーマスとビアの結婚式からはじまるのですが……開幕から結婚式をめちゃくちゃに!やってくれるぜピーター!と思ったら妄想だったようで、前作の大暴れっぷりからするとかなり大人しい感じに。人間と動物たちは割と良好な関係を築いているようですね。畑の野菜は一部を除いて食べ放題、当たり前のように一緒に着いて行ってますし、出版したピーターラビットの絵本も好評のようです。
舞台はグロスターへ
出版社で話をするためにグロスターへ向かう一行。電車の中で砂糖食べてラリってるうさぎw 窓にへばりついてトンネルにぶつかってふっとばされるを繰り返すも死なず。やはりここはギャグ漫画の世界!?
そしてそこらにいる動物を勝手に捕まえて売ってしまうトンデモペットショップもヤバい! しかも何度も出てくるし、グロスターにもまともなやつはいないのかw このトンデモペットショップは今回のストーリーを大きく動かす装置の一つになっているようです。
バーナバスが胡散臭い?
色々な行き違いから悪者扱いされるピーター。いや、前作の害獣っぷりを考えると仕方ないか…… ネットでも散々害獣扱いされてたからか、劇中でも害獣呼ばわりされるシーンがw 拗ねて歩いているとそこで桃を盗もうとしているバーナバスと出会い、ストーリーは大きく展開。なんとピーターの父親の友達なのだとか!? バーナバス一味と一緒に泥棒稼業に手を染め、やさぐれピーターが本当に悪者に!?
動物たちが勢揃い!
吹き替えでは千葉繁が声を当てていて、かなりのインパクトがあった鶏も再び登場!しかも声枯れてるしw 今回も吹き替えは千葉繁でした。
ファーマーズマーケットではドライフルーツを盗むために動物たちが大集合するのですが……鹿目立ちすぎだろ! こんな大世帯でぞろぞろ出歩いてるのに誰も突っ込まないのがシュールw 大掛かりな作戦でまんまとドライフルーツを盗み出すも、偶然出店していたトーマスのトマトがめちゃくちゃに!
車がガス欠になったり、坂道を滑り落ちたり、トマトをめちゃくちゃにされたり今回も散々な目にあうトーマス。トーマスを演じているドーナル・グリーソンは出演する映画の中でことごとく酷い目にあっているようですが、今回もご多分に漏れずですね。
ドライフルーツ屋の日系人と思われる少女NAKAMOTOがかわいかったなぁw 彼女もめっちゃ被害者なのですがw
最大のピンチからの救出劇が最大の見所!
バーナバスがピーターの父親の友達というのは真っ赤な嘘! うん、知ってた。なまじ有名になったピーターなので話を合わせて利用するのは容易だったようですね。
そのまま動物たちがトンデモペットショップに連れ去られ、次々売られていくという最大のピンチを迎える! 人間と動物たちが力を合わせ、繰り広げられる救出劇は前作の帰還シーンを彷彿とさせる非常にテンポの良い展開でした。もちろん全員がすんなり返してくれるわけではなく、強引に取り戻して行くことも。動物を買った人もある意味被害者なのですが、まあそこはピーターラビットですw
所感
トーマス・マグレガーを本気で殺しにかかっていたり、巣をダイナマイトで爆破したりしていた前作に比べるとクレイジー度はかなり控えめであるものの、うさぎたちが巻き起こす騒動や動きが観ていて愉快なのは変わらず。深く考えずに観ているだけで楽しめる娯楽作に仕上がっていると思います。話のテンポも良いですし90分があっという間でした。
この調子で続編が作られていくと良いですね。
↓前作の記事はこちら。