「はいからさんが通る」は子供の頃、夕方に再放送していたのを覚えています。と言っても単に「テレビをつけていたらやっていた」というレベルなので、細かい内容までは把握していなかったのですが。聞けばTVアニメ版は中途半端なところで終了したとのこと。今回、前後編の劇場版でラストが描かれるということで観てきました。
本編感想
絵柄はかなり現代よりになっていますね。現代風の絵柄と大正時代の情景がうまく融合していました。ちなみに矢羽、袴、でっかいリボンの組み合わせは当時大変流行った服装のようです。いやー、いい時代だったみたいですねw
紅緒が木の上から振ってくるシーンは「懐かしのアニメ特集」などで何度も観たシーンです。なるほど、こういう出会いだったんですね。
酒のシーンが何度か出てくるのですが、はやみんの酒乱演技が面白かったですw ちなみに未成年者飲酒禁止法が施行されたのは1922年(大正11年)とのこと、劇中は大正7年なので未成年者が飲酒してても何の問題も無いみたいです。今では考えられない話ですね。
シベリア出兵のあと、白い喪服を着るシーンがありますが、昔は白い喪服が普通だったとのこと。この時代から見ればついちょっと前のはずなのに奇異の目で見られてましたね。常識なんてすぐに入れ替わってしまうものです。思えば中学までは「靴下は白のみ!」と厳しく言われてたのに、大人になると全く正反対の黒系が基本になるのが納得いかんかったなぁw
終盤では誰もが一度は聴いたことがあるであろうTVアニメ版のOP曲「はいからさんが通る」も流れました。オールドファンには嬉しい演出!?
最後はすれ違って終わりましたが、後編はどんな話になるのか楽しみです。
↓2018年10月22日追記: 後編が公開されたので観てきました。
総評
全体的に現代風アレンジを入れつつ話はテンポよく進んで観てて退屈しなかったです。過去の名作をこうして時を越えて観られるというのはとてもありがたいことですね。