MNAの世界

ブログをリニューアルしました!コメント、リンク、ツイートなどはお気軽にどうぞ。

PC、技術系

【C/C++】Visual Studio Code(VSCode)のインテリセンスがイマイチ賢くないときの対処法

投稿日:2018年9月20日 更新日:

結論から言うと「WindowsSDKをアップデートしろ!」です。

事の発端

最近VSCodeを使い始めたのですが、「IDEを使えない案件の場合でも慣れ親しんだVisualStudioライクなインターフェースでコーディングができる!」ということでとても気に入っておりました。

でも一つ欠点があるんですよ。それはインテリセンスがイマイチ賢くないってこと。例えばポインタ型の変数の後ろに “.” を書いてもメンバ候補が開いてしまいます。本来なら “->” を書いたときだけ開くべきです。そのメンバ候補もソース上に存在するあらゆるシンボルが列挙されてしまっているという有様で、「まあビルドをしていない以上、文脈を理解するのは難しいのかな?」と思っていました。
だがしかし!

衝撃の事実が発覚!

業務都合でもうひとつのPCにVSCodeをインストールしたら、なんとインテリセンスがめっちゃ賢い!!!ポインタ変数の後ろに “.” を打ってもちゃんと無視してくれますし、何よりメンバ候補の列挙が的確!!!なんだこれは!どちらのPCも同じWindows10なのに挙動が違いすぎるだろ!!!

完全アンインストールを試してみたが……

こういうときまず試すのが再インストール、なのですがどうもアンインストールを実行しただけでは拡張機能などのデータが残ってしまう模様。

↓というわけで下記のサイトを参考に完全アンインストールを行い、その後再インストールを行いました。

Visual Studio Code(VScode)を完全にアンインストールするメモ

でも挙動はかわらず。ぐぬぬ。

違いは何だ?

両者の環境の違いは何なのだ?と調べているとあることに気付きました。どうもインテリセンスが賢いほうの環境には下記のフォルダが存在するようなのです。
“C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10\Include\10.0.14393.0”

このフォルダにはincludeファイルなど、開発に関わる重要なファイルが収められています。インテリセンスが賢くないほうの環境には “10.0.10240.0” までしか存在しません。
もしやこれか?

ちなみになんでそんなことに気付いたのかというと、インテリセンスが賢くないほうの環境ではなぜか開けない標準ヘッダがあったからなのです。賢いほうの環境では普通に開けていたのでそのファイルのパスを探ってみたわけです。どちらも同じようにVisualStudio2015が入っているにも関わらず不思議なもんですね。

WindowsSDKのバージョンアップを試す

↓マイクロソフトのサイトから最新のWindowsSDKを入れてみました。

するとあら不思議、インテリセンスが賢くなりましたとさ!
めでたしめでたし。

VSCodeは最新版がUbuntu14で動かなくて嵌ったり(16にしたらいけた)と、何かと最新の環境を要求してくるようです。アグレッシブに最近機能を使いまくってるんでしょうかねぇ……もしおかしいと思ったら色々最新版にアップデートしてみると治るかも?

-PC、技術系
-


comment

リンクが多数含まれていると表示されないのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

no image

玄箱 再び死亡

先日再インストールしてから順調に動いていたと思われていた玄箱が再び死亡。 電プチしてから立ち上がる確率がどんどん下がっていき、 そして立ち上がっても数分後に止まると言う状況。 明らかに症状が悪化してい… 続きを読む

no image

玄箱 SHIFT-JISに対応せよ

会社からFTPで接続を試す。 昨日まで時間がかかっていたのが嘘のように一瞬で接続できた。 やはりDNSのルックアップ設定が原因だったようだ。 そして、いよいよ最後の難関? ファイル名のSHIFT-JI… 続きを読む

no image

PC死亡 再現篇

1時間ぐらい電源を入れているとWindowsが立ち上がっているかどうかに関わらずパツン!と逝くのは確実に発生する模様。 と言うことで検証&パーツ交換の利便性を考え、日本橋の近くの友人宅にマシンを輸送。… 続きを読む

AQUOSケータイ W51SH GET!

前々より目をつけていたSHARPの端末、W51SHがいつのまにか発売していました! (目をつけてた割には忘れてたんだな・・・) これはなかなか良さそうです!待望のAQUOSケータイ! 前機種であるW4… 続きを読む

no image

スパムブロック導入

サーバ側で大雑把な拒否設定はできるようになったものの、新たな送信元アドレスは増える一方できりがありません。 そこで、一定時間毎にメールサーバにアクセスし、スパムメールを消し去ってくれるスパムブロックと… 続きを読む