折角リメイクするのだからエンジン部分にもできるだけ今風の思想を取り込んでいこうという方針で進めています。その一つにデータのJSON化があります。手始めにまずスプライトパターンの定義をJSON化してみました。
今だから言えることですが、オリジナルのZen-Ichiでは画像と音以外のデータはほぼ全てソースコードに埋め込まれていました。本来ならテキストファイルなどに定義して追い出すべきだったのですが、何しろ20年ぐらい前の話なものでそこまで手が回っていませんでした。(学校でスーファミのゲームを作っていた影響でなんでもかんでもROMに埋め込む思想が植え付けられていたのも関係あるかもしれませんw)
そんなわけであれよあれよと言う間にスプライトの定義データが肥大化、ソースコードのかなりの割合を占めている有様でした。これが追い出せただけでも可読性が大幅に上がる上に、アプリをビルドし直さなくてもデータの変更及びリロードが可能となりました。一体何周遅れかということをやっていますが、実際動かせると嬉しいものですね!アプリのサイズも小さくできますし。
ちなみにJSONパーサにはRapidJSONを採用しています。色々あるライブラリから何故これを選んだかと言うとcerealというC++シリアライザーの導入を検討していたからです。(cerealはRapidJSONを内部で使用している。)
しかしながら当のシリアライズ機構は今の所オミットの方向なのですがw
ただ、JSONにも短所はあります。
一つは四則演算が使えないこと。ビットマップデータのどの位置から読み出すか定義する場合には四則演算があると便利です。
あとはコメントが使えないことですかね。一応文字列オブジェクトとして埋め込むことも可能ではありますが。