第18話 幽霊無用!


サルガッソーに踏み込んでしまった砂沙美ちゃんたち。
そこで矢神に異状をきたし立ち往生してしまう。
そこに現れる幽霊船。そのころ矢神の内部では異常?現象が起きていた。

時を同じくして砂沙美ちゃんの部屋に幽霊の美零ちゃんが出現!
目覚める魎皇鬼。呼ばれて起きる砂沙美ちゃん。
寝ぼけているのか驚きもしない。無邪気でかわいい。

ねえ、いっしょに遊ぼっ!

美零ちゃんの突然の呼びかけにきょとんとしてしまう砂沙美ちゃん。

警戒する魎皇鬼。おびえる美零ちゃん。
いままさに襲いかからんとする魎皇鬼を止める砂沙美ちゃん。
砂沙美ちゃんは怖がる美零ちゃんに優しく話しかける。
そして逃げる魎皇鬼を鷲づかみにし、叱るのだった。

あっと言う間に打ち解けた二人は幽霊船へと遊びに出かけた。
鏡を通り船の一室へとたどり着く二人。
そこで美零ちゃんは魔法でお菓子を出し砂沙美ちゃんをもてなす。

楽しくお菓子を食べる砂沙美ちゃん。
その時、

ねぇ、あたしのこと怖くない?

と、たずねる美零ちゃん。
砂沙美ちゃんは

どうして?

と、聞き返す。
さすがに冷静なものである。素晴らしい。
いつも、変わった人たちといるせいであろうか。
このようなことには慣れているようである。
しばらく会話が進むうちに、段々暗い方向へと進んできてしまった為、
砂沙美ちゃんはドレスの話しを持ち出し切り返す。
砂沙美ちゃんの優しさをより一層感じ取ることの出来る瞬間。

砂沙美ちゃんも着てみる?

美零ちゃんは魔法?の力で砂沙美ちゃんにドレスを着せてあげた。
だが、樹雷服と違ってひらひらした服の為、思わず転んでしまう。
心配そうにかけよる美零ちゃんに心配をかけまいと
軽く微笑みを返す砂沙美ちゃん。
気を取り直し、船の中を案内してもらうことになったのであった。
その後、突入してきた阿重霞たちを驚かすなどのいたずらぶりを発揮する。

砂沙美ちゃん、ちょっと目をつぶって。

美零ちゃんは不思議な力で別世界へといざなう。

目の前に広がる緑の草原。砂沙美ちゃんの心に見えたもの。
それは心の世界。それは樹雷の庭。

ここ、大好きだったんだぁ~☆

懐かしい、樹雷の庭の迷路で駆け出す二人。

迷路の中央へとショートカットを行う二人。
目的地の噴水へとたどり着く。
会話が続くうちに水の掛け合いとなってしまう。
誰とでも仲良くなれる。それが砂沙美ちゃん。

あ~もうびしょびしょ

服が濡れてしまったので砂沙美ちゃんは
ジェットコースターで乾かそう!と提案する。
お次はメリーゴーランド。
砂沙美ちゃんの心の中で「大好き!」ってシールが貼ってあるもの。

素敵な物や大切なもの・・・砂沙美の大好きなお気に入りにだけ貼ってるの

心は一度に二つの場所にはいられない。
もう帰らなきゃ・・・
そう思った瞬間夢は終わりを告げた。

出会いがあれば別れるときも必ず来る。
お別れのときが来てしまった。
二人はまた遊ぶ約束をする。
何度見ても泣けるシーンである。
砂沙美ちゃんは涙ぐみながら

ごめんね・・・せっかくお友達になれたのに、何も上げるものが無くて・・・

そして、美零ちゃんは・・・

もうもらったわ。砂沙美ちゃんの気持ち・・・

そう、心はちゃんと通じている。
友達とはそうでなければいけない。うむ。

たっだいまぁ~☆

みんなに姿を見せる砂沙美ちゃん。

ひ☆み☆つ☆

ひとり寂しく写っていた美零ちゃんの写真に砂沙美ちゃんが加わる。
大好きシールとともに。もうひとりなんかじゃない。


戻る